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こんにちは、LINE Fukuoka Press編集部の酒井です。
 
LINE Fukuokaは、韓国、台湾、タイ、インドネシアなどのアジア圏をはじめ、アメリカ、ペルー、ドイツ、スペインなど24の国と地域から社員が集まっており、その人数は社員の約11%に及びます。※数値は2020年1月時点

日本語レベルが必須要件ではない職種もあるため、日本語が全く話せない状態で初めて日本で暮らす社員も少なくありません。
 
慣れ親しんだ場所を離れ、文化も言語も異なる国で働く。
これって、なかなか不安な気がします…。
 
その不安を抱えたまま仕事をするのかな?と考えていると「LINE Fukuokaには、外国籍社員を対象にした入国前からのサポートがある」という話が伝わってきました。
 
一体どんな内容のサポートがあるのだろうか?
本当にそのサポートによって、外国籍の方が安心してチャレンジできる環境になっているのだろうか?
 
調べてみました。

CONTENTS


 ①サポート内容
  
LINE Fukuokaの外国籍社員向けサポート内容紹介

 ②外国籍社員に聞いてみた

  日本語ゼロで来日。LINE Fukuokaで働くこと体験談

 ③海外支援パートに聞いてみた

  外国籍社員サポートの裏側にある想い
  


①サポート内容

まずは、サポート内容をご紹介。
LINE Fukuokaは、ユーザーに価値あるサービスや体験を提供するには、提供側である私たちも心身ともにベストな状態でいる必要があるという考えのもと、社員が健康・安全に働き、個性を発揮するためのサポートを行っています。
LINE Fukuokaのカルチャーより

外国籍社員向けにも、ひとりひとりが個性を発揮できる環境をつくるため、ビザ手配や日本語レッスン、定期的な面談などを通したサポートがあります。
そして、これらのサポートを専門的に行うチームが「海外支援パート」です。


外国籍社員サポート図
※日本語レベルや本人の意向によって、サポート内容は異なる。



入社前の手続きから入社後の定期的なコミュニケーションまであり、異文化における不便・不安を軽減できるサポート内容になっていると思ったのですが、実際に利用した社員の満足度はどうなんでしょう?
入社をきっかけに日本での生活を始めたお二人に聞いてみました。


②外国籍社員に聞いてみた


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左より、Dmitryさん(2017年入社 / エンジニア/入社前の居住地・ロシア)Wu Heさん(2017年入社 / エンジニア/入社前の居住地・アメリカ)

【来日前の気持ち】
─ 初めて日本で暮らすと決まったとき、不安だったことはありますか?

DmitryWu:(声を揃えて)日本語!!
Dmitry:日本に来たとき、日本語は全く分からなかったです。ゼロ。
「すみません、にほんごがわかりません」だけをロシアで友だちに教えてもらってから、日本に来ました。

【日本到着後】
─ 日本に着いてすぐのことは覚えていますか?

Wu:日本に着いて、入国前の手続きからサポートいただいていた海外支援パートのAnnaさんが出迎えてくれたとき、やっと自分を知っている人に会えたと感じて嬉しかったです。
私も全く日本語が分からなかったので、英語で話せる人に会えたことにとても安心しました。

Dmitry:銀行や役所での手続き、携帯電話の契約など生活に必要なことは、日本に来てから入社日までの間もサポートがありました。

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【入社後の業務】
─ 業務の中で、コミュニケーションに困ることはなかったですか?

Wu:一緒に働くエンジニアは英語でコミュニケーションを取ってくれたので、業務で困ることは全くなかったです。
Dmitry:入社した当時、チームのメンバーはほとんどは日本人でしたが、エンジニア間の会話には英語を使ってくれたので、問題はありませんでした。

【日本語学習】
─ 日本語は日本語レッスンで身につきましたか?

Dmitry:全く話せなかったけれど、少しは話せるようになりました。
社内での日本語レッスンには助けられたと思います。

最初の1ヶ月間は週3日、1回1時間半のレッスンを3時間分受けて、ひらがなとカタカナを覚えることから始めました。
今も週に2日はレッスンを受けています。

たまに、社外のLanguage Exchangeグループにも参加して、英語を勉強している日本人や他の国の方とも話しながら身につけています。

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Wu:
私も最初の頃、週に3日は日本語レッスンを受けていました。
日本のアニメが好きだったので、レッスン以外にもでも勉強しました。発音は、先生と実際に日本語で話すことが上達につながったと思います。
N1にも合格しました。(N1=日本語能力試験で最上位のレベル)

【生活の中での困りごと】
─ 日本語への不安以外にも、文化の違いなど生活の中で疑問に感じることがあったと思います。どのようなサポートがありましたか?

Wu:海外支援パートのAnnaさん・Tauさんにはたくさん助けてもらいました。
ビザについて知りたいときも、公的なサイトから必要な情報を見つけ出すのはとても難しいので、助けてもらいました。

Dmitry:私も銀行や引っ越しの手続きなど、暮らしのあらゆる場面で助けてもらっています。
突発的なアクシデントのときも。例えば、先週自宅に自分のものではないクレジットカードが届きました。
前に住んでいた人のものだったのですが、開封してしまったものをどうすればいいか分からず助けてもらいました。
 
日本で結婚式に呼ばれたときも、日本語で書かれた招待状を見ながら、書かれている内容と日本の結婚式のルールを説明してもらったことがあります。
 
私はいろいろなことを質問してしまうので、中には、二人がやったこともないことがあるはず。でも、その都度調べて質問の答えを探してくれます。

─  お名前の出た、海外支援パートのTauさん・Annaさんはどのような方ですか?

Wu:Tauさんは、忙しいときでもすぐに助けてくれる。頼りになる人。
Annaさんは、いつも元気いっぱい。二人ともとても魅力的な人です。
カフェで会ったときにお話をしたり、一緒にランチへ行ったりもします。





不安に感じる方も多いであろう日本語。サポートの一つである「日本語レッスン」は、特に満足度が高そうです。

お二人の会話の中に登場した「海外支援パートのAnnaさん・Tauさん」
結婚式の招待状の話や突発的なアクシデントなど、サポート内容の一覧だけでは分からないコミュニケーションがある様子。そして、お二人をとても信頼しているような気が…




③「海外支援パート」に聞いてみた

というわけで、
最後に、LINE Fukuokaで働くすべての外国籍社員を対象に、ビザ手続きや生活のサポートを行う「海外支援パート」のお二人にお話を伺いました。


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左より、海外支援パート 多宇潤さん(Tauさん)・光冨杏奈さん(Annaさん)

─ 現在のサポート内容は、どのように決めていきましたか?

光冨:私が入社したのが3年前。
日本語ができることを必須要件にしない、スキルによる採用を始めた頃でした。
人事総務部署のひとつの業務として、英語と韓国語それぞれの担当者が必要に応じてサポートをしている状態。まだ専門のパートとしては組織化されていませんでした。

その担当者が集まって話をしたときに、サポート内容や範囲に差があることがわかったんです。
対応言語によって伝える内容や情報量に差が出ないように、会社としてどこまでをどうサポートするのかを決めて、一部マニュアル化したのが今の形です。

─入社後の定期的なフォローアップ面談では、どのようなお話をしますか?

光冨:
カジュアルに「最近どう?」と業務や日常生活で困っていることがないかを聞いています。
それまでに暮らしていた国や働いていた業界とのギャップはあると思うので。
所属組織で対応したほうがいいなと思うことは、すぐに現場に伝えてフォローをしてもらっています。
 
例えば、他拠点とのオンライン会議。必要に応じて通訳者が会議室に入るのですが、接続先との会話に加えて、同じ会議室にいる同僚同士もその場で議論をすることがあります。それが日本語のときもある。
通訳者が、接続先の発言を通訳している最中だったら、会議室内で話されている内容を理解するのに時間がかかります。
フォローが必要だと思ったので、相談を受けたときは現場に伝えました。 

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光冨:
日本語学習については、講師からレッスン都度レポートをもらっています。
「業務や日常生活で分からなかった言葉をメモして、レッスンで聞いてくれました」「こういう表現を使えるようになりました」というレポートを見ると、頑張っているのが嬉しくて、面談でも「聞いたよ~頑張ってるじゃん!」と伝えることはあります。
 
面談の頻度や期間は本人と相談して決めるのでルールはありませんが、日本で暮らすのが初めての方は、だいたい週に1度は対面でコミュニケーションを取るようにしています。

 
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─ 情報を与えるだけのサポートではなくて、面談も一人ひとりの「相談に乗る」感覚に近いなと思います。
親戚のお姉さん・お兄さんのような距離感で社員と接しているように感じるのですが、コミュニケーションで心がけていることはありますか?

多宇:私はお兄さんというより、お父さんに近いかもしれません(笑)
コミュニケーションは、信頼関係を築くことからだと思っています。
海外支援パートは「会社の人」だから、話したことが昇進や評価に関わると想像する方もいます。実際にそんなことはないのですが。
 
そう感じさせないように、ひとりの人として信頼してもらい、友だちのような関係になることから始めます。
同時に、プライベートなことを聞く機会が増えるので秘密を守ることは絶対だと思っています。

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光冨:
面談以外でも、オフィス内の廊下やカフェで「やっほー!最近どう?」から始まるコミュニケーションは、日常的に行っています。
 
雑談から「そういえば聞きたかったんだけど」と相談を受けるきっかけにもなるので、挨拶するだけではなくて、「あの話どうなった?」「友だちできた?」と話を広げるようにしています。
いつでも相談できる雰囲気作りをしていたいなと。
 
親しい関係だと、何かあったときにすぐ相談してもらえます。
それが早ければ早いほど、私たちのアクションも早くなるので、壁を作らないことは意識しています。
 
落ち着いたテンションでセンテンス少なめに話すのを好む方もいれば、逆の方もいるので、コミュニケーションの取り方と言葉選びも大切です。
 
これは、その方の国籍で判断できるものではないです。
日本人だからみんな同じではないように、国籍が同じでもそれぞれに個性がある。
「この国の出身であればきっとこうだ」と決めつけずに一人ひとりを見ています。

─ どのような場面でやりがいを感じますか?

多宇:入社してすぐは日本語を全く話せなかった方が、6ヶ月位経った頃に日本語で話しかけてくれたり、日本人に混じってランチを食べているのを見かけたり。
ああ上手くやれているなって嬉しくなります。

光冨:オープンな性格の人ばかりではないので、友だちができるまでに時間がかかる方もいます。
そういう方が、別の部署の方と仲良くなって、「この間、○○に行ったんだよ~」と話してくれるのは、嬉しいですね。
 
入社してすぐの頃は、情報をキャッチアップするのにいっぱいいっぱい。
でも、数カ月後には「最近、忙しくなってきたんだよ」とか「今度カンファレンスで発表するんだ」とか楽しそうに話してくれるようになります。
それを聞くだけで、良かったわ~って思う。楽しそうにしているのが一番です。
 
私たちは、言葉の壁があってもチャレンジができる環境を作りたい。だから、チャレンジしている様子を見るのはとても良いですね。
少しでも役に立てたらいいなと思います。

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─ なるほど。
親しい関係ができているからこそ気づくことのできる変化や成長ですね。
現在、業種に関わらず、日本の外国人労働者数は年々増加しています。
受け入れる側として、必要な心構えがあれば教えて下さい。

光冨:
受け入れると決めたのであれば歩み寄る覚悟を!
日本籍・外国籍という分け方はせずに、一人ひとりを等しく見てもらいたいです。

「日本で働くんだから、日本のスタイルで」と押し付けるのではなく、いろんな国籍の人がいて、それぞれの考えや背景を持っていることを理解する。
お互いが歩み寄って妥協点を見つけることで、強みを活かす環境をつくっていけると思います。






海外支援パートの言葉の壁があってもチャレンジができる環境を作りたいという想いと、国籍にとらわれずに一人ひとりと向き合う姿勢。
それらが、言語と生活の変化を越えてチャレンジする外国籍社員の背中を強く押していることが分かりました。
 
LINE Fukuokaのチャレンジの裏側には、海外支援パートをはじめとしたコーポレート部門の存在がありました。
LINE Fukuoka Pressでは、今後も、縁の下の力持ち=Unsung heroたちを紹介していきます。お楽しみに!


海外支援チームを含むコーポレート部門については、こちらのインタビューもご覧ください。

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