こんにちは!Marketing communication室の青木です。

先日、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(以下、APU)で、LINE Fukuoka 取締役COOの鈴木が、将来本気で起業をめざす「APU起業部」の学生のみなさんに向けて、講義を行いました。
そちらの模様をレポートします♪

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APUはスーパーグローバル大学
・学生に占める留学生の割合…約50%
・学生の出身国・地域数…90以上
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APUは大学発ベンチャーの育成に力を入れており、
出口学長直轄プロジェクトとして「APU起業部」(通称:出口塾)があります。
現在、2期生43名が活動中で、半数以上が国際学生。11の国と地域の出身者がいます。
(これまでの出口塾学生出身国:アフガニスタン、インド、インドネシア、ウズベキスタン、韓国、カンボジア、シリア、シンガポール、スリランカ、バングラディッシュ、ベトナム、ネパール、カメルーン、日本)

今回は、「新規プロジェクトの起こし方」 「既存ビジネスの枠にとわられないビジネスアイディアの見出し方」を聞いてみたいといった声を受け、
『LINE Fukuokaから新しい価値を生み出し続ける思考法』
~How to continue to create new value from LINE Fukuoka~ 
というタイトルで、講義を行いました。
講演50分、Q&A40分、全編英語で行い、
鈴木にとってもチャレンジの機会となりました^^
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まずは、LINEのミッションやビジョンをご紹介。LINEサービスは「Life on LINE」というビジョンを掲げ、24時間365日、ユーザーの生活すべてをサポートするライフインフラを目指していることをお伝えしました。
その後、LINE Fukukaの戦略事業であるSmart Cityプロジェクトを題材にお話。
現在163万人超の友だち数を誇る、「福岡市LINE公式アカウント」の企画コンセプトを公開しました。
 
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この記事を読んでくださっている方にも、企画コンセプトをお伝えしますが、それは…

ママ友
 
「なにそれ?」と拍子抜けした方もいるかもしれません。
企画を考える上で、「自分の知っている人が、そのサービスを使って笑っている様子が手に取るようにイメージできるか?」がとても大事だと鈴木は伝え、次のように述べました。

“雲をつかむように遠くの人に情報を投げ込むのではなく、顔が見える知り合いに直接自分の言葉で丁寧に伝えるように。新しい事業(企画)を考えるとき、こんなものがあったら便利そうだな…と、ぼんやり考えないでください。あなた自身や友達、家族が喜ぶ姿が見える事業企画を具体的に考えましょう。”

本題である新しい価値を生み出す思考法については、思考の要素を四則演算に例え説明しました。

・足し算(+)は、自分が持っていた考え方に新しい考え方を加えていくこと
・掛け算(×)は、違うものを掛け合わせて化学反応を起こし、新しい価値を生み出すこと
・割り算(÷)は、ある基準をもとに分類して整理し、新しい意味を見つけること
・引き算(-)は、必要なものだけを残すこと
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新しい価値を生み出す思考の順番は、
足し算(+)→掛け算(×)→割り算(÷)→引き算(-)で、
展開していくことが大切。

まず足し算で、最初にたくさんの要素を出します。
次に掛け算を行い、それらを掛け合わせて別の価値を生み出します。
三番目に割り算をして、さらに整理することで新しい意味を見つけ出す。
そして最後に引き算を行い、大事なものだけを残します。

こうすることで、ブラッシュアップされた新しい企画が生まれていくと述べました。
学生のみなさんも、四則演算の考え方には興味深々のようで、熱心にメモをとられていました。

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リストにまとめた思考法はこちら。
リスト

さらに、この思考法をもとに、実際にLINE Fukuokaが考えてきたことをシェアしました。

・「福岡市LINE公式アカウント」の新機能を考える際も、様々な人と会い、色んな体験をしたことが活きた。世の中の人はどんなことに困っているのか、求めているのかを分かっていることが大切。

・LINE Fukuokaはダイバーシティを大切にしている。多種多様な価値観の人が集まり、それぞれの強みを活かして化学反応を起こすこと。それがイノベーションに繋がる。

・物事を色んな切り口で分類したり整理することで、「あ!これとこれはまとめられる」「実はこれはこういう意味だったんだ」と、気づく。この気づきこそが、新しい価値。
たとえば「福岡市LINE公式アカウント」に新機能を入れるとき、意見がたくさん出る。
「災害のときの避難場所を知りたい」「いや、それなら大雨の注意報を事前に流してほしい」「災害時に電車が動いているか知りたい」など。このままアカウントに反映してしまうと、ユーザーは「このボタンはどれ?あれ?いっぱいあってわからない…」となる。そこでこうした一連の機能をひとことで「防災」としてまとめる。そうすることで、価値が生まれる。

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また企画にとって重要なポイントは「One and Only(唯一無二のもの)であること」と述べ、
下記のメッセージで講義を結びました。

“競合のいるコンペティションで、どういう案が選ばれると思いますか?より良い案(better)?一番良い案(best)?私の考えは違います。選ばれるのは、その案を選ばざるを得ない案(One and Only)です。

なぜみなさんはLINEを使っているのでしょうか?他社サービスとじっくり比較して機能面でより良いサービス(better)だからでしょうか?あるいは他サービスと比較して一番優れているサービス(best)だからでしょうか?
おそらく違うと思います。みなさんがLINEを使っている理由は「みんなが使っているから」、LINEを使わざるを得ない(One and Only)からではないですか?

競合意識やポジショニングは大切ですが、本質的には競争しないことが一番大事です。
自分が出来ることだけ(One and Only)に集中する、自分だけが出せる価値に集中する(One and Only)ことが大事なんです。あなたにしか生み出せない価値が必ずあると私は信じています。”
 
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私も今回、APU起業部の学生のみなさんの真剣なまなざしを目の当たりにして、
スーパーグローバル大学であるAPUでしか出来ない経験や、
生み出せないアイディアがあると思いました!

みなさんのこれからの活躍がとても楽しみです!

さらに、講義終了後の質疑応答も盛り上がりましたよ。(抜粋して紹介)
Q.(ウズベキスタン出身の学生より)自国で取り組んでいるSmart Cityの定義と、福岡市のSmart Cityの定義が違うと思った。この点についてどう考えますか?
A.LINE Fukuokaも、Smart City化へ向け何ができるかを考え続けています。LINEはコミュニケーションが強みなので、特にそこにコミットしています。福岡市では市民の皆さんが便利で生活しやすくなるように、コミュニケーションからSmart Cityを目指したいと考えています。

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出口学長、APU起業部のみなさん、一日ありがとうございました!
Enjoy the challenges.
LINE Fukuokaはチャレンジする人を全力で応援します!

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集合写真

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