社員インタビュー第7回。今回は、「QA」 業務で活躍する松谷をご紹介します。
入社のきっかけから現在の業務、自身で開発し社内外から注目される、プログラミング知識がなくても使えるテスト自動化ツール「TestAutomator」まで、広く話してもらいました。
図2

入社のきっかけを教えて下さい。

もともとは2010年LINE Fukuokaの前身にあたる組織の中国拠点に入社し、現在と同じくQA業務に組織の立ち上げから携わっていました。出身は青森県なんですが、元々ゲーム開発を趣味で行ったりしていましたので、興味のある業務に就きたいと、思い切って海を渡ったのが始まりです。
そのあと、一度帰国して横浜の企業で働いていたんですが、縁あって再度声をかけられ、2014年10月LINE Fukuokaに入社し今に至ります。
今後はグローバルにQA業務を担っていきたいという思いがあり、その他求めている方向性が合致したのでIターンではありましたがあまり迷いはなく決めました。

現在の具体的な業務を教えてください。 

▼QA、ときどきテストエンジニア
エンジニアがプロダクトを作り上げた時には荒削りな部分がまだ残っていることもあります。そこで僕達の部署で問題点を見つけ、ユーザビリティを確認することで、仕上げとして綺麗に磨き上げていきます。その仕上げテクニックがユーザーの満足度を左右しますので、より良いプロダクトを作り上げるうえでは必要不可欠な業務です。

そのテスト活動は、細かくはQAとテストエンジニアに分けられ、現在僕はQA業務をメインに行っています。
QAは「Quality Assurance(品質保証)」の略で、LINEおよび関連サービスの品質管理責任者としてプロダクト全体の総仕上げを担う役割を指します。具体的には、最良なテスト手法の検討・立案、それを実現するための人や時間の確保などテスト活動全体のマネジメントも含めおこなっています。
また、時にはテストエンジニアとしてQAが立案した方法に沿って実際のテスト業務をおこなうこともありますね。ということで、正確に言うとテスト活動全般ですね(笑)。 
社員インタビュー Vol.1でも「QA」について取り上げています。合せて是非ご覧ください。 
図1

▼テスト自動化の普及
テスト手法は、「通常のテスト(手動)」と「システム自動化テスト」の2つに大きく分けられますが、このテスト自動化の普及を社内で進めています。テスト全てに自動化を適用することは難しいですが、既存機能のチェックや人の判断がいらないテストに活かせば大幅な業務効率化に繋がります。

まずは、これまでのselenium IDE*などWebアプリケーション用テストツールを使用する手法を変更、現在は専用のサーバーを用意し、CI(継続的インテグレーション:Continuous Integration)によるテスト定期実行の構成を構築、活用しています。
さらに、部署内外のメンバー向けに、Excelに簡単な記載をするだけで自動化ができる「TestAutomator」というツールの開発もおこないました。
Excelという普段業務に使っているソフトを使うことで、プログラミング知識等がない人も実行が可能になり、テスト自動化の敷居を低くすることできました。

実際に、部署内では、プログラミング等の専門知識を持っていないメンバーにもテスト自動化を担当してもらい、カスタマーサポート、営業といった他部署でも業務フローの効率化のため活用してもらっています。

そして社外においても、先日開催された「JaSST'16 Kyushu」*というテスト技術力の向上を目的としたシンポジウムで、この「システムテスト自動化」と「TestAutomater」についてお話する機会をいただきました。
 
*selenium IDEとは : Webアプリケーション用テストツール。ブラウザの操作を記録してテストを自動化し、繰り返し実施させることが可能になる。 
*「JaSST'16 Kyushu」とは : NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会が開催する、ソフトウェア業界のテスト技術力の向上と普及を目指したソフトウェアテストシンポジウム。 全国で開催され、九州版が「JaSST'16 Kyushu」。 

「JaSST'16 Kyushu」では、どのような話をしたのですか?

トリミング後v2
「システムテスト自動化」普及への問題点と「TestAutomator」についてお話させていただきました。
日々の業務の中で、「システムテスト自動化」は「通常のテスト(手動)」と別物のような風潮を感じることが多々ありました。ただ僕自身は、「システムテスト自動化」も、怪しい個所を見つけテスト箇所を絞り込んでいく「探索的テスト」や予め用意したテスト項目に基づいてテストする「スクリプトテスト」と同じように、テスト手法の一つでしかないと考えています。「システムテスト自動化」もテスト実行フローの一つとして組み込まれる形が望ましいということです。
(例)
・Case A
Step1:スモークテスト(基本動作確認)の「自動テスト」 
Step2: 動く機能からテストケース実行
 
・Case B
Step1:毎回同じバリデーションチェックは「自動テスト」 
Step2:他機能を探索的テスト
ただし、テスト自動化にはプログラミング知識等が必要で、実行できる人が限られるという大きな壁が残ります。
そこで開発したのが、プログラミング知識等がなくても自動化できるツール「TestAutomator」です。

テスト自動化に立ちはだかる壁を取っ払い、テストをしている皆が自動化の恩恵を受けられるようにしたいという思いから開発に至りました。

「TestAutomator」はExcelで作成でき、セルに"入力、めんたいこ"や"クリック、ログイン"といった簡単な内容を書くだけでその通りに自動化できる仕組みです。Excelという普段業務に使っているものを使い、作業を簡易化したため自動化の敷居が低くなりました。 また、対象の環境が広く、CIでも動作は可能です。

■「TestAutomator」対応対象
PCのWebページ、Androidのネイティブアプリやブラウザ、Windowsやmacのソフトウェア(画像認識による自動化)

■「TestAutomator」解説動画(「JaSST'16 Kyushu」登壇時の発表資料)


 大変有難いことに、「TestAutomator」はQA業界内で著名な方からも良い評価をいただき、『使いたい!』『オープンソースにしないの?』など強い反響を得ることができました。

一日の流れを教えてください。

LINE Fukuokaではほぼ全てのLINEサービスのQAを任されているので、多い時で6つのサービスを抱えることもあります。その状況下でも、より効率的かつ正確に業務を進められるよう、僕自身は出社してまず当日の作業順や内容などスケジュール立てを行っています。「この時間はこれ」と決めることで1つ1つへの集中力を高めて取り組めていると思います。
 
エンジニア側とリアルタイムに連絡をとりながら作業を行うため予定通り行かないこともありますが、そこにも対応できるよう予め調整時間も用意して。そのため残業はほぼなく、定時に退社することが多いですね。 

現在QA部署では積極採用中ですが、求められる人物像を教えて下さい。

図2

LINE グループでは企画、開発、QAが非常にフラットな関係で、QAはプロダクトの上流工程から関わっていきます。ともに意見を出し合える環境にあるので、思い描いていた“品質を守る活動”を追求することが可能だと思います。

挑戦したいことを上長に伝えると「いいよ、試してみなよ!」と認めてもらえることが多いので、テスト・品質について“考え”を持っている人が働きやすい職場ですね。
QA・テスト業務は、実施方法次第で効率的にも地獄にもすることができます。
どうすればより良い品質にできるか、どうすれば業務効率化ができるか、どうすれば最高のプロダクトに昇華できるか、それを“考える”だけでなく、“実行する”力までを兼ね備えた方が自分の力を活かせると思います。 

最後に今後の目標を!

図3
僕自身が勉強会等を通して新しい技術を習得し、それらを積極的に社内でも共有していきたいです。また今後LINE Fukuokaでも社内外に向けての勉強会を実施できたらとも考えています。
それらの活動を通じてLINE FukuokaのQA組織自体の技術レベルの向上やブランディング化に貢献することを目指しています。

あと、私生活では、趣味でアプリやゲーム開発をしていますが、もっと大勢が楽しんでもらえるようなものを今後1年以内に生み出したいです(笑)!
 

ユーザーの手元にサービスが届くまでの最後の砦として日々奮闘する「QA」の業務を、松谷へのインタビューを通してご紹介しました。

現在、LINE FukuokaではQA・テストエンジニアとして活躍いただける方を募集しています。
募集要項をぜひご覧ください。

▼「QA」の募集要項
▼「テストエンジニア」の募集要項

▼その他、募集職種はこちら


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